「あなたが望むものは取り戻せません。
ただ、生まれ変わることはできます。」
番宣でこのセリフを聞いた瞬間、なぜかじわっと来てしまいました。
日曜劇場『GIFT』、いよいよ4月12日(日)よる9時に放送がスタートします。
作品の概要やキャスト・登場人物の関係性はこれまでの記事でお伝えしてきましたが、
今回は第1話の展開とこのドラマが描こうとしているテーマの深さに注目していきます。
では早速、結論からチェックしていきましょう。
第1話——物語はこう動き出す
初回は25分拡大版でお届けされます。
第1話の導入を担うのは、意外にも主人公・伍鉄文人(堤真一)ではなく、雑誌記者の霧山人香(有村架純)です。
ライフスタイル雑誌「YURUGI」で働く人香は、編集長・西陣誠子(真飛聖)から「パラアスリートとそれを支える人々」という連載企画を命じられます。
右も左もわからないまま取材に出た人香が最初に目にするのが、日本選手権3連覇の強豪チーム「シャークヘッド」。
その迫力と完成度に圧倒された後、対照的にやる気もまとまりもない練習風景を目にします。
それが、弱小チーム「ブレイズブルズ」との最初の出会いです。
そこへ現れるのが伍鉄文人。
問題山積みの光景を見渡し、「最高だよ! このチーム問題山積みだね!」と嬉しそうに叫ぶ。
エースの宮下涼(山田裕貴)は「圧倒的エースの不在」と指摘されて黙ってはいられず、競技用車いすで伍鉄に一騎打ちを挑む——。
この衝突が、すべての始まりです。
視聴者と同じ目線で車いすラグビーの世界に踏み込む人香、難問を解くことに目を輝かせる伍鉄、くすぶりながらも誰よりも競技に向き合う涼。
それぞれの視点が交差する第1話は、「欠けたもの」を抱えた人たちが初めてぶつかり合う瞬間の連続になりそうです。
「取り戻せない」——番宣のセリフが刺さる理由
「あなたが望むものは取り戻せません。ただ、生まれ変わることはできます。」
このセリフ、誰が誰に言っているのかはまだわかりません。
でも、このドラマに登場するほぼすべてのキャラクターに当てはまってしまう言葉だと思いませんか。
サッカーの夢を失った宮下涼。
バイク事故で人生を狂わせた朝谷圭二郎(本田響矢)。
「強かった時代のブルズ」を知りながら今の姿に失望するラグ車修理職人・高水潔(田口浩正)。
そして、過去のトラウマから逃げるために必死に明るく振る舞い続ける人香。
みんなそれぞれに、「もう取り戻せない何か」を胸に抱きながら生きている。
そこへ放たれる「生まれ変わることはできます」という言葉の重さ。
失ったものを嘆くのではなく、今ここから変わることができる——というこの一言が、
このドラマの根幹にあるメッセージなのだろうと感じています。
「GIFT」というタイトルが意味するもの
「GIFT」という言葉には、英語で「贈り物」と「才能・天賦の才」という二つの意味があります。
このドラマで言えば、天才的頭脳という「GIFT」を持ちながら孤独に生きてきた伍鉄が、
車いすラグビーという場で人と出会い、ぶつかり合い、「愛」という名のギフトを見出していく——それが物語の軸です。
ただ、番宣のセリフを聞いてから、このタイトルが少し違って見えてきました。
「生まれ変わること」とは、つまり自分の中に眠っていた何か——
誰かを思う力や、ぶつかり合える相手の存在——を受け取ること、つまり「もらうギフト」のことなのかもしれない。
才能を与えられた天才が、今度は誰かから何かをもらっていく物語。
そう考えると、このタイトルが急に輝いて見えます。
「ラグビーの試合が宇宙の構造と似ている」という伍鉄のセリフも予告に出てきます。
重力と衝突、引き寄せ合いと弾き合い——宇宙物理学者の目には、人間関係もまたひとつの「宇宙」として映るのかもしれません。
科学と感情が出会う瞬間の面白さも、この作品の独自の魅力になりそうです。
ドラマとタイマンの期待
正直に言うと、番宣のあのセリフ一言で、私はもうこのドラマを見ることを決めていました。
「取り戻せない」という言葉は、生きていれば誰でも一度は抱える感覚だからです。
失ってから初めて気づく大切なもの、やり直せない選択、戻れない日々——。
そういうものを抱えた人間たちが車いすラグビーのコートで本気でぶつかり合うとき、何が生まれるのかを見届けたい気持ちが止まりません。
脚本・金沢知樹さんは『サンクチュアリ』で、圧倒的な熱量と人間の泥臭さを描き切った方。
今度はパラスポーツというフィールドで、どんな「再生」を見せてくれるのか——4月12日が待ち遠しくてなりません。
まとめ
日曜劇場『GIFT』第1話は、記者・人香の視点から車いすラグビーの世界に踏み込み、
伍鉄と涼の最初の衝突でその幕を開けます。
番宣のセリフ「あなたが望むものは取り戻せません。ただ、生まれ変わることはできます。」が示すように、
この作品は失ったものを抱えながらも変わっていこうとする人間たちの物語です。
スポーツドラマの熱さと、人生の再生というテーマが交差する日曜の夜9時——ぜひ第1話からリアルタイムで見届けてください。
TBS系、4月12日(日)よる9時スタートです。
TVerでも見逃し無料配信が予定されています。
ドラマとタイマンでは放送後も各話の感想・考察をお届けしていきますので、ぜひお楽しみにしてください。
ドラマとタイマン
ドラマブログ「ドラマとタイマン」の管理人です。🌹
フジテレビ月9全盛期からのリアルタイム視聴世代。
ドラマに胸を熱くしてきた歴は、もう数えきれません。📺
好きな作品とは、いつも真剣に向き合ってきました。
感想も考察も、自分の言葉で誠実に綴ることを大切に。✍️
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